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初開催となった鈴鹿南コースで富樫虎太郎が3度目のダブルウイン!


2023 FIM MiniGPジャパンシリーズ 第4戦

2023年7月29日(土)

三重県・鈴鹿サーキット 南コース

未来のMotoGPライダーとなるか!?
3度目のチャンピオン、#10 冨樫虎太郎

シリーズ第4戦を迎えた2023 MiniGPジャパンシリーズは、初開催となる鈴鹿南コースが舞台となった。今回の鈴鹿ラウンドが終われば残すは最終戦・MotoUP桶川スポーツランド(9月17日)のみとなるだけに、シリーズランキングを争う上で重要な一戦となる。

初開催だけに走ったことのないライダーも多く、練習に来たライダーもいたが、この日は初めてというライダーもいた。



初開催ということもあり、フリー走行1はいつもより10分長い30分で行われた。厳しい暑さに見舞われている今夏だが、この日も例外ではなく朝から強烈な日差しが注がれ、気温、路面温度も上昇していった。フリー走行1では、暫定ポイントリーダーの #10富樫虎太郎 がセッション序盤で転倒。ハンドルが折れてしまったため再スタートできずコースサイドでセッション終了を待つことになってしまう。そんな #10富樫 を横目に前戦でダブルウインを飾っている #04国立和玖 が、真っ先に56秒台に入れ、56秒710でリーダーボードのトップに立つ。2番手に #07吉原寅之介 が56秒917で続き、57秒015の #15松山遥希 をはさみ、#10富樫 は57秒032で4番手となっていた。



フリー走行2までにマシンを修復した #10富樫 は、56秒308までタイムアップ。#04国立 も56秒386と僅差で続くと、フリー走行3では、#10富樫 が56秒012、#04国立 が56秒040と、公式予選は55秒台の戦いになることが予想された。

#15松山 もフリー走行3で56秒456までタイムを縮め、#07吉原、#08知識隼和 も56秒台に入れて来ていた。



迎えた公式予選1では #04国立 が計測3周目に55秒846をマークしポールポジションを獲得。#10富樫 も55秒889と僅差の2番手につけトップ2が55秒台を記録。3番手には #07吉原 が56秒126、4番手に #15松山 が56秒446、5番手に #02土井陽希 が56秒868、6番手に #08知識隼和 が56秒953とセカンドロウまで56秒台で続いた。


公式予選2では #04国立 がさらにタイムアップ。55秒566をマークしダブルポールを獲得し、いい流れに乗っていたのだが…。2番手に55秒818で #10富樫、#15松山 も55秒台に入れ55秒889でフロントロウに並んだ。2列目には #07吉原 が56秒439、#08知識隼和 が56秒862、#02土井 が56秒883と、やはりトップ6は同じメンバーとなり56秒台をマークしていた。



 

RACE 1


全長1.264km、コーナー数11とMiniGPの行われているサーキットの中では最長となるコースを15周して争われたレース1。フロントロウイン側3番手グリッドの #07吉原 が好スタートを見せホールショットを奪うと、すぐに続く2コーナーをトップで立ち上がっていく。これにポールポジションの#04国立、#10富樫、#15松山、#02土井、#08知識隼和 と続いていく。何とかトップをキープしたい #07吉原 だったが、ヘアピンで #04国立#10富樫 にかわされ3番手に降順。オープニングラップは、#04国立 が制し、#10富樫、#07吉原、#15松山 と続いていく。#04国立 がレースを引っ張り、#10富樫 がピタリとマーク。#07吉原 は、やや引き離されていたため、#15松山 は早く前に出たいところだったが、なかなかかわすことができずにいた。3周目のS字コーナー先の右25Rの進入で #15松山#07吉原 をかわし3番手に上がるが、前とは差がついてしまっていた。


トップ争いは #04国立#10富樫 が、3番手争いは #15松山 と# 07吉原 が、5番手争いは #02土井#08知識隼和 が繰り広げていた。レース終盤に入ると #10富樫 が動く。残り3周となった12周目に #04国立 をかわしトップに立つと、一気にスパート。最終ラップにファステストラップをマークする走りで #04国立 を引き離し #10富樫 が真っ先にチェッカーフラッグを受けた。#04国立 は悔しい2位。


その後方では、3番手争いを繰り広げていた #15松山#07吉原 が最終ラップの最終コーナーで接触転倒。両者とも再スタートできず、そのままリタイアとなるが13位、14位と完走扱いとなっている。2台の転倒により #02土井 が3位となり、#08知識隼和 が4位となった。5位争いは #11蘇勇太 が制し、#14森山龍之介、#05今井勝也、#03知識可穏 と続いてゴールした。



RACE 1 公式結果


 

RACE 2





















レース2はレース1より3周長い18周で争われた。ポールポジションスタートの #04国立 が真っ先に1コーナーに入っていき、#15松山、#10富樫、#07吉原、#08知識隼和、#02土井 と続いていく。3コーナーのブレーキングで #15松山#04国立 をかわしてトップに立つ。そのままオープニングラップを制するが、2周目の1コーナーで #04国立 がトップを奪い返す。3周目の1コーナーでは #10富樫#15松山 をかわして2番手に浮上。




この辺りから #07吉原 が遅れ始め、トップ争いは #04国立、#10富樫、#15松山 の3台が繰り広げていく。12周目には #15松山 がファステストラップをマークする走りで一気にトップに立ち、2番手に #10富樫、レースの大半をリードしてきた #04国立 は3番手にポジションを落としていた。16周目に #10富樫#15松山 をかわしてトップに立つと、これを逃すまいと #04国立 もホームストレートから1コーナーで #15松山 の前に出ていく。しかし、その直後のS字コーナーで #04国立 が痛恨の転倒。これで #10富樫#15松山 の差も広がり、そのまま #10富樫 がトップでゴール。見事今シーズン3度目のダブルウインを達成し、シリーズチャンピオンに王手をかけた。


#15松山 が2位となり、3位には #07吉原 が入り初表彰台を獲得した。4位に #08知識隼和、5位に #11蘇、6位に #02土井 と続いてチェッカーフラッグを受けた。



RACE 2 公式結果


会場風景

MiniGPの会場では、バイクレースなどの同時開催イベントが行われています。

・OHVALE試乗体験

・ポケバイ エキシビション

・電動バイク体験

・親子でちびっこバイク体験

などなど、大会毎に開催内容が異なりますので、公式サイト及びSNSなどでご確認をお願い致します。



写真:RACE 1 表彰式



写真:RACE 2 表彰式



 


2023 FIM MiniGP Japan Series Round 4

2023年7月29日(土)

三重県・鈴鹿サーキット 南コース


結 果


レース1・レース2 優勝 

・ランキング 現在1位

鈴鹿南コースは初開催ですし、他のコースにはない要素があるので、いつもよりも緊張しました。レース中は、相手の動向を見ながら作戦を立ててレース終盤まで様子を見ていました。レース1、レース2とどちらも勝ち抜くことができたので本当にうれしいです。初めて走るコースでも走って、考えて、極めていくことができるように努力しました。今回は最後の最後で、極めることができたと思うので、これからは、どんなコースでも同じことをできるようにしていきたいです。



レース1 2位・レース2 12位  

#04 国立和玖

レース1は、最初は自分のペースでレースをリードできたのですが、抜かれてからミスしてしまい離されてしまいました。そこから追いつこうと頑張ったのですが届かず2位でした。レース2もトップに立っていたのですが、3台の争いの中で、3番手に順位を落としたときもあったのですが、レース終盤に2番手に上がったところで転倒してしまいました。悔しいレースになったのですが、この経験を生かして最終戦ではスペインに行けるように頑張ります。




レース1 3位・レース2 6位 

レース1はポジションを守るのが精一杯で体力的に厳しい部分がありました。レース2は、その影響があったのか順位を落としてしまったので、もっとトレーニングをして体力をつけた方がいいと実感しました。鈴鹿南コースは、事前にYouTubeを見て藤井選手にコースを歩いてアドバイスを受けましたが、実際に走るのは初めてでした。もう少しコースを攻略することができれば、もっといい走りができたと思います。





レース1 13位・レース2 2位  

レース1は、序盤にうまく走ることができずトップ争いに離されてしまいメンタル的に厳しい展開になっていました。3位争いになったのですが、最終ラップの3コーナーで勝負を仕掛け前に出ることができたのですが最終コーナーでレースアクシデントでリタイアになってしまいました。レース2ではトップ争いができ、トップを走ることもできたのですが、レース終盤に国立選手にかわされて3番手に下がった直後に目の前で転倒。トップにも離されてしまい、体力的にも厳しかったので課題が残る2位になりました。最終戦は第2戦のリベンジを果たすためにも勝ってシーズンを締めくくりたいです。



レース114位・レース2 3位  

レース1は落ち着いて抜き差しせずに3位を狙って走っていました。最終ラップの最終コーナーでインに入ろうとしたのですが、うまくいかずに転倒しノーポイントになってしまいました。バイクのダメージもあったのですがレース2までに修復してくださったメカニックさんに感謝いたします。レース2では、スタートは今ひとつだったのですが、何とか序盤はトップグループに食らいついていけました。その後は自己ベストは更新できていたのですが徐々に離されてしまい単独走行になっていました。初表彰台なのでうれしいですが、前のライダーが転倒して3位だったので、次回は実力で表彰台に上がりたいです。




 

FIM MiniGP Japan Series 2023

Round 4 Short



Round 4 Digest




ランキング・TOP3

※ 7月29日 第4戦終了時の正式結果

順 位

ポイント

ゼッケン

選手名

1

152

10

富樫 虎太郎 Togashi Kotarou

2

120

4

国立 和玖 Kunitate Waku

3

98

15

松山 遥希 Matsuyama Haruki

4 吉原 寅之介 / 5 知識 隼和 / 6 土井陽希 / 7 今井 勝也 / 8 知識可穏 / 9 蘇 勇太 / 10 森山 龍之介 / 11 澤 琥士郎 / 12真木 來人 / 13 若松 汐 / 14 チョウ チュンヤン



2023 FIM MiniGP Japan Series


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RACE RESULT

リザルトはこちらから

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