top of page

国立和玖がダブルウイン! 富樫虎太郎の連勝を止めた!!


2023 FIM MiniGPジャパンシリーズ 順延・第1戦

2023年 6月 25日(日)

茨城県・筑波サーキット コース1000

悪天候の影響でフリー走行後に中止となった第1戦の振り替え開催として3カ月振りに筑波コース1000に戻ってきたMiniGP。開幕4連勝中の #10富樫虎太郎 を誰が止めるのかに注目が集まる。



今回は雨の予報はなく、さらに初夏の厳しい暑さは何とかしのげそうな曇りの予報だったが、その予想に反して、しっかりと晴れた天気となった今季3戦目となるシリーズ第1戦[順延]。雲は多めながら、直接の強い日差しを受けながら、さらに湿度も高く、夏日となる最高気温30度を記録した。



ほぼひと月のインターバルを経て、3戦目となった筑波サーキットコース1000。今回はOHVALEのミッションを組み替えたということで、午前8時のブリーフィングでは、走り出しからしっかりミッションの操作を行なうように指示があり、さらにホワイトラインカットやピットロードスピード違反のないよう注意がなされ、30分、20分、20分の3回のフリー走行からスタートしていく。


今回もアドバイザー陣が各選手の走りをチェックし、走行後に直接指導を行なっていく。このフリー走行では、3本ともに #4国立和玖 がトップタイムをマーク。3回を通して、タイムは、38秒349、38秒006をセッションでのベストタイムを更新していき、フリー走行3回目には唯一の37秒台となる37秒784をマークした。この #4国立 に続くのが、#10富樫虎太郎 と #15松山遥希 の2名。この3名でフリー走行のトップ3を分けあう形となった。



そして迎えたレース1の予選。ここでもやはり #4国立 が速く、このセッションでも唯一の37秒台(37秒654)でポールポジションを獲得。これに続くのは #10富樫虎太郎 だが、コンマ5秒落ちの38秒217、そして #15松山遥希 が38秒279、#7吉原寅之介 が38秒283でこれに続いた。

会場には駐日ジブチ共和国大使 (アホメド・アライタ・アリ閣下) が視察に訪れ、各選手の走りはもちろん、交流の時間も取られ、記念撮影も行なわれた。









 

RACE 1


15周で争われたレース1は、ポールポジションからスタートの #4国立和玖 が飛び出し、それを #10富樫虎太郎、#15松山遥希 の2台が追う展開となった。この3台に少し離される形で、4番手以降が集団でこれを追いかけるという展開となった。


#4国立 はレース序盤からペースを崩さず、後続を引き離すべくしっかりプッシュをしていく。一方トップを追いかけていた #15松山 は徐々に #10富樫 との2番手争いに変わっていく。



レース後半となった9周目、トップ3台に少し離されていた4番手争いを繰り広げていた #2土井陽希#8知識隼和 が2コーナーで接触し、その2台が転倒を喫してしまう。1コーナーからこのアクシデントが終わる2コーナーまで比較的長い距離でのイエローコーションはなかなか撤去されなかったこともあり、この筑波コース1000での一番の抜きどころを使えず、3番手を走行する #10富樫 は何度も #15松山 の前に何とか出ようと試みるも、出るに出られないまま、最終的にはこの順位を確定させることとなってしまった。



#4国立 は独走でチェッカーフラッグを受け今シーズン初優勝。#10富樫 の開幕からの連勝記録を止めることに成功した。2位に #15松山、3位に #10富樫 と続いた。4番手以降は転倒により順位も変動があり、最終的には #5今井勝也、#7吉原寅之介、#11蘇勇太 の順でレースは終了した。




 

RACE 2





















レース2のグリッドを決める公式予選2でも #4国立和玖 は37秒517と速かった。しかし、ここでは #15松山遥希 も37秒台に入る37秒969と奮闘し、それを #10富樫虎太郎 が追いかけるというレース1とは多少異なるグリッドになった。



18周で争われたレース2だが、そのウォームアップラップのスタートで #3知識可穏 が転倒。エアバッグも開いてしまったため、いったんピットへ戻る。その間にウォームアップラップを終え、各車がグリッドにつき、レースはスタート。このスタートでは、#11蘇勇太 が動いてしまったため、ジャンプスタートという判断でライドスルーペナルティが出されたものの、レース中にこれを実行しなかったため、このレースは失格となってしまった。




レース自体は、レース1と同じく、スタートを決めた #4国立和玖 がレースを引っ張る展開。これに続く #10富樫虎太郎、#15松山遥希 は早々に2番手争いにターゲットを定め、2台でひたすらやり合う展開となった。レース1で黄旗が出され、思うようにパスできなかった#10富樫にとってはそのうっぷんを晴らすとでもいうのだろうか、この2台の2番手争いは目まぐるしく順位が入れ替わる状態となった。それは2番手争いにとどまらず、その後方の4番手争いも #5今井勝也#7吉原寅之介 の2選手で常に順位が入れ替わる展開となった。



最終的には、#10富樫、#15松山 を従えて #04国立 が、この筑波ラウンドで2連勝を飾るパーフェクトウイン! 2位争いは #10富樫 が制し、#15松山 は悔しい3位。惜しくも表彰台を逃した4位には、7番手スタートの #7吉原寅之介、5位には #5今井勝也、以下 #14森山龍之介、#11蘇勇太 というオーダーで開幕戦順延の筑波戦は終了した。







写真:RACE 1 表彰式



写真:RACE 2 表彰式



 


2023 FIM MiniGP Japan Series

2023年 6月 25日(日)

茨城県・筑波サーキット コース1000


結 果


レース1・レース2 優勝 

・ランキング 現在2位

スタート直前にクラッチに問題が出てしまいスタートができるかどうか心配になりましたが、無事に走り切れてよかったです。レーススタートから5周くらいまではプッシュをしていき、その後はペースを少し落としていい感じでチェッカーを受けることができました。レース2もいいスタートが切れて、前半プッシュしていって、後半は後ろのペースを見ながらの走りに切り替えました。無事に優勝できてよかったです。



レース 1 3位・レース 2 2位  

・ランキング 現在1位

いつもうまくいくとは限りません。レース1はスタートをミスしてしまいました。これがなければもう少しトップ争いをできたかもしれません。トップの国立選手から離れてしまって追い上げようと思っていたところで黄旗が出てしまって、1コーナーで勝負をかけたかったのができなかったのが痛かったです。レース2も最初から置いていかれてしまって、頭を切り替えて2番手争いに集中してがんばろうと決めて抜いたり抜かれたりしたけれど最終的に2位でフィニッシュできてよかったです。


レース1 2位・レース2 3位 

・シリーズランキング3位

レース1は、スタートで3番手につけていたのですが、松山選手にかわされ4番手を走っていました。最終ラップに知識隼和選手をかわすことができ表彰台に上がることができてよかったです。レース2はスタートでトップに立つことができたのですが、なかなかペースをつかむことができずにいたら、松山選手と富樫選手に抜かれて3番手に下がりました。その後、2人についていくことができていたのでチャンスを伺っていましたが仕掛けるところまでいけなかったので、次戦筑波、そして初開催となる鈴鹿南コースで優勝を狙っていきます。


 

FIM MiniGP Japan Series 2023

Round 1+ Short film



ランキング・TOP3

※ 6月25日 順延・第1戦終了時の正式結果

順 位

ポイント

ゼッケン

選手名

1

112

10

富樫 虎太郎 Togashi Kotarou

2

102

4

国立 和玖 Kunitate Waku

3

54

15

松山 遥希 Matsuyama Haruki

4 吉原 寅之介 / 5 知識 隼和 / 6 土井陽希 / 7 知識 可穏 / 8 今井 勝也 / 9 森山 龍之介 / 10蘇 勇太 / 11 澤 琥士郎 / 12 真木 來人 / 13 若松 汐 / 14 チョウ チュンヤン



2023 FIM MiniGP Japan Series


_KT31920.JPG

RACE RESULT

リザルトはこちらから

bottom of page