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池上聖竜がダブルウインで第3戦を制覇!

2022年6月18日(土)・19日(日)

栃木県・モビリティリゾートもてぎ 北ショートコース

MiniGPジャパンシリーズは第3戦を栃木県・モビリティリゾートもてぎ 北ショートコースで迎えた。第2戦から、ちょうど一カ月経ち同じコースでの開催となったが、梅雨入りしたことで天気やコンディションの違いが、どう影響があるか気になるところだったが、フリー走行を行った土曜日は3本ともドライコンディションとなり、ここまで負けなしの#15松山遥希がセッションをリード。#07齊藤太陽、#02池上聖竜、#04国立和玖、#09中谷健心も44秒台で続き第2戦を上回るペースでレースが繰り広げられることは確実だった


日曜日は、朝方こそ霧雨が舞っていたが、すぐに止み雲間から太陽がのぞくと一気に気温も上昇。最高気温は30度まで上がり真夏日となった。

この厳しい暑さの中、レース1のグリッドを決める公式予選1が始まると、ライバルとのポジション取りなど駆け引きが繰り広げられる中、#15松山、ただ一人43秒台に入れる43秒995をマーク。コースレコードでレース1のポールポジションを獲得した。#15松山は、公式予選2でもトップタイムをマークし、ダブルポールポジション。両レースとも#02池上が2番手につけ、レース1の3番手には#08知識隼和、レース2の3番手には#04国立がつけフロントロウに並んだ。









 

RACE.1

12周で争われたレース1。ポールポジションから#15松山が好スタートを切り1コーナーに真っ先に入っていく。これに#02池上、#09中谷、#08知識隼和と続いていく。オープニングラップは、そのまま#15松山が制し、#09中谷、#08知識、#02池上と一丸となって続く。#02池上、2周目に#08知識を、3周目に#09中谷をかわし2番手に上がると4周目の第1ヘアピンでトップに浮上する。一方、#15松山、アウトにはらんでしまい4番手にポジションを落としてしまう。


トップに立った#02池上はペースを上げ、レースをリード。#09中谷、#15松山、#08知識が続き、その後方から#07齊藤と#04国立がトップグループを追っていた。6周目には#09中谷が#02池上をかわしトップに浮上。#15松山も#02池上をかわしポジションを上げるなどバトルが続く。この間に、後方から#07齊藤と#04国立が追いつき、トップグループは6台にふくれ上がる。



トップには#15松山、#02池上、#09中谷と目まぐるしく入れかわるが、残り3周となった10周目の3コーナーで#02池上がトップに立つとラストスパートに入る。


最終ラップには、#02池上をトップに#09中谷、#15松山、#08知識、#04国立、#07齊藤と続いてコントロールラインを通過。第1ヘアピンで#15松山が#09中谷をかわして2番手に上がると、最後の勝負所でもある第2ヘアピンに向かっていく。ここで#15松山は#02池上に勝負をしかけるが、入りきれずに転倒。

これに#09中谷と#08知識も巻き込まれてしまい3台が転倒。#02池上がトップでゴールしMiniGP初優勝! 2位に#04国立、3位に#07齊藤と続いた。4位争いは、#05立野礼恩が制し、#19飯高新悟、#13吉原寅之介、#20土井陽希と続いた






写真:Race.1 表彰台

 

RACE.2

そしてレース2のコースインを直前に控えていたところで雨が降ってくる。大粒の雨が降り続いたため、スタートはディレイとなり、レインタイヤを履いて4周減算の8周で行うことになる。しかし、雨はすぐに止むと、急激に路面が乾いたため、再びスリックタイヤに交換しレース2は8周で争われた。



ウォーミングアップを1周から2周に変更し、しっかりタイヤを暖めてからレースがスタートした。フロントロウ3番手グリッドの#04国立が好スタートを切りホールショットを奪う。これに#02池上、#08知識、#09中谷と続き、ポールポジションスタートの#15松山は5番手で2コーナーを立ち上がっていく。オープニングラップの第2ヘアピンで#02池上が#04国立をかわしトップに立つとレースを引っ張っていく。

3周目にはトップグループにつけ4番手を走っていた#08知識がS字コーナー立ち上がりで転倒。悔しいリタイアとなってしまう。#02池上、5周目にファステストラップをマークすると2番手以下を引き離し独走状態に入っていく。2位争いは、#04国立がリードし#09中谷と#07齊藤、そして#15松山が続いていた。序盤ペースを上げることができなかった#15松山だったが、最後の2周で3台をかわす意地を見せる。








トップを走る#02池上は、最後までハイペースを維持しトップでゴール。ダブルウインを達成し、第3戦を制覇した。2位争いは、#15松山が制し、3位に#04国立、4位に#09中谷、5位に#07齊藤と続いた。



写真:Race.2 表彰台


 

FIM MiniGP Japan Series 2022

第3戦 モビリティリゾートもてぎ 北ショートコース

結果



レース1・レース2 [優勝]

「レース序盤から、とにかく前に出て全力で走ろうと思っていて、それを実行できたのがよかったと思います。レース1、レース2と勝つことができて、すごくうれしいです。ようやくMiniGPで優勝できたので、この後の2戦4レースも勝てるように努力していきます。アドバイスをくださったアドバイザーやミニバイク関係の皆さん、支えてくれた両親に感謝したいです。ありがとうございました」






レース1[2位]・レース2[3位]

「レース1はスタートで出遅れてしまい齊藤選手と一緒に追い上げていき最終ラップに前のライダーに勝負を仕掛けたところ3人が転んでしまい2位になれました。レース2は、スタートはうまく決まったのですが池上選手の前に何度か出たのですが、離されてしまいました。松山選手がきたときはバックマーカーに引っかかってしまい前にいかれてしまったので次戦以降の課題になりました。今回もアドバイザーの皆さんを始め、家族に感謝いたします。次戦の桶川は、初めて走ったときはハイサイドで転んでしまいましたが、オバーレにも慣れて来たので、今から走るのが楽しみです」



レース2[2位]

「レース1よりもレース2で引き離れてしまったのが本当に悔しいです。レース2は、序盤にペースを上げることができなかったことが敗因です。フリー走行、公式予選といい流れをキープできていましたが、レース1では緊張し過ぎてしまい、プレッシャーに負けてしまっていたので、メンタル面をもっと強化して、また勝つことができるように努力します」







レース1[3位]

「レース1もレース2もそうだったのですが、レース序盤にシフトアップするときにギア抜けを起こしてしまいポジションダウンしてしまいました。レース1は、そこから追い上げていくことができ、最終的にトップでゴールすることを狙っていました。実際は勝負するところまでいけず悔しいレースになりました。レース2はレース1よりもスタートは、まだよかったのですが、終盤にギア抜けが何度も出てしまい苦しいレースになりました。ライディング面でも課題があったので、次戦は克服して挑みたいです」




 

FIM MiniGP Japan Series 2022

暫定1位 松山 遥希 (Matsuyama Haruki)



暫定ポイント・TOP3

※ 第2戦終了時の正式結果

順 位

ポイント

ゼッケン

選手名

1

97

15

松山 遥希 (Matsuyama Haruki)

2

83

2

池上 聖竜 (Ikegami Seiryu)

3

82

7

斎藤 太陽 (Saito Taiyo)

第3戦 モビリティリゾートもてぎ 北ショートコース ダイジェストムービー

※ 準備中


第2戦 モビリティリゾートもてぎ 北ショートコース ダイジェストムービー





FIM MiniGP Japan Series 2022


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RACE RESULT

​第5戦のリザルトはこちらから

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