接戦の第2戦!07吉原寅之介&初優勝 02吉村錬太朗が制する!
- GP Mini
- 5月29日
- 読了時間: 6分


2025 MiniGPジャパンシリーズ第2戦
2025年5月18日(日)
埼玉県 MotoUP桶川スポーツランド
5月18日。前日土曜日は終日雨が降り続いたが、日曜日は天気予報が好転。曇り空で気温も高すぎず、絶好のレース日和となったFIM MiniGP ジャパンリーズ第2戦。その舞台は多くのワールドクラスライダーを輩出する名門、motoUP桶川スポーツランド。ミドルコースでの開催となった。
フリー走行

朝のフリー走行3回は前戦で使用したタイヤをそのまま使用。また各選手が使用する車両は開幕戦とは別個体のを配分され、マシーンの調整を行いつつ走行に挑んだ。予選前には前後NEWタイヤに交換され、そのまま予選を2回。決勝を2回走り切る。消耗していくタイヤをどうコントロールするかをライダーに問う内容となる。
予選①

昼休憩を挟んで12時30分からレース1のグリッドを決める15分間の予選①がスタート。
トップタイムを記録したのは現在ランキング5位の♯2吉村錬太朗。41秒765。そこから0.094の僅差でつけるのは開幕戦で苦戦していたランキング9位の♯7吉原寅之介。3番手には開幕戦ダブルウィンでランキングトップの♯3田中楓人。全12名が1秒以内の中にひしめき合う接戦となる。この予選は♯12福本祐士の転倒で赤旗。そのまま終了となる。福本はこの転倒により以後第2戦はリタイヤとなった。
予選②

レース2のグリッドを争う予選②では♯7吉原のマシンにトラブルが発生。急遽、代替え車両にトラブルが出た車両に装着されていたタイヤを履かせ残り5分でコースに入る。急遽マシンが変わったことで足回りに違和感を感じるも2番手タイムを記録。唯一の41秒台を記録したトップタイム♯2吉村から上位5番手までは予選①と同じ顔ぶれとなる。その後ろには二回の予選でどちらも転倒を喫した♯4真木來人が6番手に入る。この予選も全ライダーが1秒以内に収まった。
RACE 1

14時30分から15周で争われる決勝レース①。グリッドの紹介が行われ、いよいよスタートかと思われたが♯13若松汐のマシンにトラブルが発生。すぐには解決できない問題ということでスタートディレイが決定。グリッドに並んだライダーたちはスタートのシュミレーションだけを行い、そのままピットに戻ることとなった。

40分ほど遅れてスタート進行が開始された決勝レース①は11名がグリッドに並ぶ。先ずいいスタートを切ったのは♯7吉原。セカンドグリッドからホールショットを奪う。その後ろぴったりとポールシッターの♯2吉村がつける。3番手には♯3田中、4番手に♯10市川速人が続き、全車近い状態ではあるものの少しトップ4台が先行する状態の序盤戦の展開。
4周目の1コーナーで♯3田中のイン側に♯10市川が飛び込み3番手に浮上。トップ2台はペースを上げ、そのから少し離れて3.4位争いの形となる。

トップ♯7吉原の後ろに追突せんばかりに張り付く♯2吉村は6周目の1コーナーでインからトップを奪取。そのまま更にペースを上げトップ2台は42秒フラットで周回を重ねる。3番手争いには♯3田中、♯10市川。追い上げてきた♯5蘇勇太が加わり3台。このまま激化するかと思われた3番手の戦いは後半に進むにつれ♯3田中がペースアップ。ファステストを記録しながら♯10市川と♯5蘇を置き去りにしていく。

終始テールtoノーズで周回を重ねたトップ争いはファイナルラップの3コーナーで♯7吉原がインに飛び込みトップへ。♯2吉村も負けじとアクセルを開け、4コーナーでは並んでターンインするも前には出れず。しかし♯2吉村は最終コーナーの立ち上がりに標準を合わせ2台はほぼ同時にゴールラインを通過。1000分の11秒という超僅差で♯7吉原が決勝レース①を制し、♯吉村は惜しくも2位。ファステストを記録した♯3田中が3位に入った。

RACE 2

予選2回と決勝1回を走ったタイヤをそのまま使う決勝レース②は更に周回の多い18周。ライダーたちにはより高いコントロール技術が求められる。先ずホールショットを取ったのはポールポジションからスタートした♯2吉村。後ろに張り付いた♯3田中が3コーナーでインに飛び込むがクロスラインで♯2吉村が前へ。その2人の後方には♯7吉原がぴたりとつける。 3周目に入るとトップ2人がペースアップして抜け出ていく。その後、更に♯2吉村がペースを上げ♯3田中との距離が少し離れていく。♯7吉原は単独の3番手。
6周目にはスタートから常に近い距離で走っていた♯5蘇を♯10市川が躱して4番手に浮上する。

7周目。タイヤの消耗が影響してか7コーナーで♯2吉村が曲げきれずアウトに膨らみ、その隙に♯3田中がトップへ浮上する。しかし♯2吉村はそのまま後ろについてプレッシャーをかけ続ける。14周目の3コーナーで♯2吉村がインに飛び込むもクロスラインで♯3田中が元に戻していく。後ろからは一時離されていた♯7吉原が再度近づき三つ巴のトップ争いになっていく。

残り周回2周に入った直後、1コーナーで♯3田中のフロントが暴れラインをしたところに♯2吉村が飛び込み再度トップへ。ファイナルラップでは同じく1コーナーで♯3田中がインに飛び込むも立ち上がりがワイドなラインになり♯2吉村がTOPのまま、17周目の8コーナー近くで#11相原 凜玖が転倒により、イエローフラッグが振られ、そのままチェッカーを受けレース①の悔しさを晴らした♯2吉村が優勝。2位♯3田中。3位には♯7吉原が入った。

表彰式



レース1 優勝・レース2 3位 # 07 吉原 寅之介
「レース①のこの優勝が出来たのは家族とチーム代表の小野監督をはじめ、マシーントラブルがあっても直してくれたメカニックの方々やアドバイザーの皆さんや応援してくれた皆様のおかげで勝てた優勝だと思います。 レース②では序盤にタイヤと体力を使いすぎてしまって、後半勝負することが出来なかったです。次につながることはたくさんあるので次のレースまでに準備していけたらなと思います。」

レース1 2位・レース2 優勝 # 02 吉村 錬太朗
「レース①の2位はかなり悔しいです。次はもっと頑張ります。 レース②では、序盤はリードしてたんですけど、8コーナーでミスをしてしまって一回二番手まで落ちたんですけどなんとか残り2ラップでトップに立ててそのままゴールすることができたのでそれが1番良かったと思います。」

レース1 3位・レース2 2位 # 03 田中 楓人
「レース①は悔しいです。頑張ります。 レース②ちょっとミスってしまいました。1位を狙ってました。次はやっぱり1番上に登れるように頑張ります。」
ポイントランキング
ポイントランキングは72ポイントで♯3田中がトップをキープ。♯2吉村は55ポイントとなり3ポジションアップで2番手に浮上。3番手は1ポイント差で♯5蘇。♯7吉原は一気に5ポジションアップを果たし4番手となった。

次戦、第3戦は6月29日(日) 今年二回目の筑波サーキット コース1000で開催予定。
第3戦もライブ配信予定ですので、チャンネル登録と通知設定をお願いします。
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